不要になった古紙はリサイクル業者などに回収をしてもらう場合が多いですが、古紙回収を行う業者の中には、無料で対応してくれるところもあり非常に便利です。古紙回収の業者は、住宅地を定期的に回っているようなところもあれば、しっかりとした工場を設けて自社の専用車両を使い、依頼を受けた会社や個人宅へ向かって無料回収をしているところもあるなどさまざまです。

住宅地を回っているような古紙回収の業者は、新聞紙を取り扱っている例が多く、ティッシュペーパーとの交換をしてくれるなどの特徴があります。こういった場合には、中間業者として成立していることが多く、回収後はリサイクル工場などに運び、そこで分別などの作業が行われます。企業などが利用する場合には、廃棄物として回収してもらうために費用が発生する場合もあります。大量であれば経費がかさんでしまったり、運搬も大変な作業になってしまいます。

古紙回収を無料で行っている業者であれば、古紙やダンボールが大量に発生するところへの対応として、定期的な回収に応じてくれることがあります。倉庫やバックスペースといった場所にまとめて保管しておけば、そこからの搬出も積み込みも全て業者に任せることが可能ですから、依頼した側は、労力の要る作業を必要としません。定期的に回収してもらえれば、常にきれいな状態を維持できるのもうれしい限りです。

また、古紙回収業者は様々な種類の紙を扱っているうえ、一般家庭や団体などの単位でも依頼できるため、利用の幅も広いです。学校やPTA、自治会で何かしらイベントを行った際などに利用したり、引っ越しや大掃除といった家庭の片付けにおいて不要なものを処分するために利用するのもおすすめです。たまってしまった不要な教科書や雑誌、ダンボールなど全て無料で対応をしてくれますから、処分に困っている場合はぜひ気軽に利用してみてください。

もし、自分で持って行ける範囲にあるのであれば、工場まで自ら持ち込むことができる場合もあります。そのような場合も古紙回収の料金は無料です。企業であれば、コストを抑えて効率的な処分のため、一般家庭であれば家の片付けなどという理由で利用できますが、リサイクル資源であるから適切に処分するために利用するという意識が大前提としてあるべきです。森林や地球環境を守り、将来の豊かな生活につなげるためにも、誰もが古紙を再生資源として大事に扱っていかなければなりません。